芳和会賞に応募しようと思ったきっかけを教えてください。
当時の担任の先生からの紹介で、作品を撮っていただけるまたとないチャンスだと思ったからです。
今回の作品(コレクション)のコンセプトやテーマは何ですか。
「踊るジャケット走るスラックス」をテーマにしました。着用して初めて完成する服を作りたかったからです。
制作にあたって、一番こだわった部分やポイントはどこですか。
実際に着用した際の可動域や、揺れる生地が美しく見えるようにこだわりました。色んな所にタックを忍ばせ、しゃがんだり走ったりもしやすいように設計しました。
またすべてのアイテムに、幼少期から大好きな「緑色」を入れたことです。
制作期間中、一番苦労したことは何ですか。
レザー生地をキルティングする作業がとにかく大変でしたが、完成した時に大変だったことすべて忘れるほどやりがいを感じました。
撮影の打ち合わせは、どのような雰囲気でしたか。
とにかくいろんな話を交わしている印象でした。それが今回の撮影に直接的に関係のないことだとしても、会話の中で新たなアイディアが生まれたり、別のお仕事へ繋がったり。
些細な会話から次のクリエイティブが生まれていき、アウトプットすることで自分も気が付かなかったアイディアに出会える面白さを間近で体感できました。今回一番ワクワクした瞬間でもあります。
「些細な会話から次のクリエイティブが生まれていく。 その面白さを間近で体感できました」
ご自身のイメージと、プロチームが提案するビジュアルとで、印象的だったズレや発見はありましたか。
アイデンティティを大切にしたかったので、身近な生活の切り取りをイメージしておりました。しかしあえて映画の描写のようなシュールなシーンを入れることにより、非日常感がブランド価値を上げているように映りました。
撮影当日、印象に残っているシーンや瞬間はありますか。
太陽の光、夕暮れの雲、風など、計画しきれない自然の動きをうまく利用して、撮影して下さっているときの現場感が印象的でした。撮影終盤にみんなで見た夕焼けは忘れられません。
自分の作品が、撮影を通して「生まれ変わっていく」感覚はありましたか。具体的にどんな瞬間にそれを感じましたか。
自分自身の頭の中の映像が完全に再現されるわけではないからこそ、どんどん生まれ変わって新しい一面を見せてくださっている感覚がありました。特にスタイリングを組んで頂いたときにそれを感じました。
プロのフォトグラファーやスタイリストと一緒に制作する中で、学んだこと・気づいたことはありますか。
常にモデルさんに目を向け気遣いながら、どこまで世界観に入り込んでモデルさんの持つ魅力を引き出していけるのか探っている様子が印象的でした。
この経験を通して、自分の中で何か変わったと感じることはありますか。
物事に対して、もっと深く知りたいという気持ちが強くなりました。
完成した写真を見たとき、どんな気持ちでしたか。
とにかく感動し、誇らしい気持ちになりました。
この経験は、これから目指す道にどんな影響を与えそうですか。
この時の感動を、自分自身が作っていく側になれるようなお仕事をしていきたいというモチベーションになっています。
これから芳和会賞に挑戦する後輩たちに、伝えたいことはありますか。
服作りだけでなく、興味を色んな方向に増やしていく事が大切だと気づかされました。